【速報】堺市社会福祉協議会支給の補助金1500万円が使途不明金に 福祉委員会の元代表者を提訴 「私的な使用は一切ない」と賠償に応じず

AI要約
堺市社会福祉協議会が支給した補助金で1495万円の使途不明金が見つかり、元代表者に約1535万円の損害賠償を求め提訴した。調査の結果、福祉委員会が実体を持たず、元代表者が個人で管理運営していたことが判明し、補助金の大半が証明できず使途不明となった。元代表者は調停申し立てを拒否し、補助金の適正使用を主張して賠償に応じなかった。

 堺市社会福祉協議会は6日、市内に93ある福祉委員会のうち1か所の組織に支給した補助金について1495万円の使途不明金が見つかったと発表しました。また、この福祉委員会の元代表者に対し、遅延損害金を含めて約1535万円の損害賠償を求め、大阪地裁堺支部に提訴したということです。

 社会福祉協議会によりますと、昨年1月にこの福祉委員会が組織に実体がなく、地域福祉活動に補助金が使用されていないとの情報提供を受け、調査をしたところ、元代表者が1人で管理運営したいたことが判明。領収書など活動実績を証明する書類の大半が示されず、使途不明金と判断したということです。

 昨年7月から、堺簡裁で元代表者に対し調停を申し立てて話し合いを進めていましたが、元代表者は「証拠書類はないが、補助金は適正に使用しており、私的な使用は一切ない」として、賠償に応じなかったということです。