障害者条約の権利委員に聴覚障害のある田門氏選出 任期4年、日本人2人目
米国ニューヨークで開かれた国連本部での障害者権利条約の締約国会合で、聴覚障害のある田門浩弁護士が権利委員に選ばれた。
田門氏は25年以上にわたり障害者を含む社会的弱者の権利保護に尽力してきた。
権利委員会は18人で構成され、190カ国、EUからの報告書を検討し、総括所見を出す役割を担う。
米国ニューヨークの国連本部で開かれた障害者権利条約の締約国会合で、権利委員に聴覚障害のある田門浩弁護士(57)が選ばれた。任期は2025年1月から4年間。日本人委員は石川准氏(17~20年)に次いで2人目。
田門氏は25年以上にわたり弁護士として障害者を含む社会的弱者の権利保護に尽力してきた。
委員は18人おり、それぞれ個人として職務を行う。条約を締約している190カ国、EUから、少なくとも4年ごとに提出される報告書を検討し、総括所見を出す。