ドイツ、在韓国の国連軍司令部に加盟 休戦協定の履行監視

AI要約

ドイツが朝鮮戦争の休戦協定の履行状況を監視する在韓国の国連軍司令部(UNC)に正式加盟した。

ドイツのコミットメントと安全保障への取り組みを強調し、UNC加盟国としての役割を誓った。

加盟は団結の必要性や安全保障の重要性を強調し、インド太平洋地域との連携を強化するとの意向が示された。

ドイツ、在韓国の国連軍司令部に加盟 休戦協定の履行監視

Josh Smith

[平沢(韓国) 2日 ロイター] - 朝鮮戦争の休戦協定の履行状況を監視する在韓国の国連軍司令部(UNC)に2日、ドイツが正式に加盟した。米国を主体するUNCは有事の際に韓国の防衛を支援する任務を担う。

ドイツは18番目の加盟国。イタリアが2013年に復帰して以来の加盟となった。

ドイツのピストリウス国防相は、ソウル南方の平沢にある在韓米軍司令部で行われた式典で、今回の加盟はインド太平洋地域の平和と安全保障に対するドイツのコミットメントを示す「明確なサイン」だと発言。「われわれのコミットメントをより恒久的なレベルに引き上げる」と述べた。

UNCの加盟国として韓国の北朝鮮との境界線を守る責任を共有するとも表明。加盟は団結の必要性と「われわれ共通の秩序」を攻撃する勢力に断固とした態度で臨む必要性を示すものであり、欧州とインド太平洋の安全保障が密接に関連しているというドイツの見解を裏付けるものだと述べた。

ポール・ラカメラUNC・在韓米軍司令官は、ドイツの加盟がUNCの視野と能力の多様化につながるとの認識を示した。