「なぜもっと早く責任を認めることができなかったのですか」原告が涙ながらに責任問いただす 旧優生保護法訴訟で小泉龍司法務大臣が謝罪

AI要約

最高裁が旧優生保護法を憲法違反と判断し、小泉龍司法務大臣が原告たちに謝罪。

宮城の原告は国の責任を問い詰め、過去の苦痛を訴えました。

最高裁判決により国の賠償責任が確認され、和解と被害者補償が進行中。

「なぜもっと早く責任を認めることができなかったのですか」原告が涙ながらに責任問いただす 旧優生保護法訴訟で小泉龍司法務大臣が謝罪

「旧優生保護法は憲法違反」とした最高裁判決を受け、小泉龍司法務大臣が2日、宮城を含む全国の原告らと面会し謝罪しました。宮城の原告は涙ながらに国の責任を問いただしました。

小泉龍司法務大臣:

「優生手術を受けることを強いられた人たちに心から深く謝罪します」

旧優生保護法を巡る全国の裁判の原告らは2日法務省を訪れ、小泉龍司法務大臣から直接謝罪を受けました。宮城の原告の1人、飯塚淳子さんは涙ながらに強く国の責任を問いただしました。

宮城の原告・飯塚淳子さん(仮名):

「国はなぜもっと早く責任を認めることができなかったのですか?私は優生手術によるつらい体験や、当時は合法だったとする国の対応などによって、長い間大きな苦痛を受け続けた」

優生保護法被害全国弁護団 新里宏二共同代表:

「きょう参加している飯塚さんは1997年からずっと被害救済を求めてきた。それを法務省、厚労省も含めて拒否してきた。もう早期の解決しかありません」

旧優生保護法訴訟を巡っては、7月3日、最高裁が違憲と判断し、国の賠償責任を認める判決を下しました。継続中の訴訟については、国が合意書の締結による和解を目指しているほか、超党派の議員連盟が被害者への補償金額などを定めた議員立法を次の臨時国会に提出する考えです。