ライドシェア、酷暑日やイベント開催時に車両増。国交相「利用者のニーズに合わせバージョンアップを」

AI要約

国土交通省は、日本版ライドシェアにおいて酷暑日やイベント時に車両運行台数を増やす方針を発表した。

酷暑の対応では、気温35度以上が予想された時間帯に新たな運行が可能になり、対象地域は大都市部の12箇所。

また、イベント時の対応も主催者や自治体の要請次第で、一時的な需要増加に対応することができる。

ライドシェア、酷暑日やイベント開催時に車両増。国交相「利用者のニーズに合わせバージョンアップを」

国土交通省は8月2日、タクシー会社の管理のもとで一般ドライバーが有償で乗客を送迎する「日本版ライドシェア」について、酷暑日やイベント開催時に車両の運行台数を増やすと発表した。

酷暑の対応で新たに運行が可能になるのは、天気予報で気温35度以上が予想された時間帯と前後1時間。対象は東京や名古屋、福岡など大都市部の12地域だ。

また、花火大会などのイベント時の対応は、主催者や自治体から要請があれば、一時的な需要の増加が見込まれる時間帯に、不足が想定される車両数の範囲内で運行を認める。対象はライドシェアが導入されている地域。

斉藤鉄夫国交相は2日の閣議後記者会見で「今後も利用者のニーズに合わせた日本版ライドシェアのバージョンアップを進め、『移動の足』不足の解消、『交通空白』の解消を目指していきたい」と述べた。

日本版ライドシェアは4月に開始。全国の17地域で運行されており、44地域で導入が検討されている。