ライドシェア、また規制緩和 気温35度以上で台数の上限引き上げ

AI要約

国土交通省は、日本版ライドシェアの運行制限を猛暑時の気温に合わせて緩和する方針を発表した。

猛暑が予想される時間帯やイベント時には運行台数の上限を引き上げることが可能となる。

対象エリアは全国17区域で、東京23区や大阪市など12区域が含まれる。

ライドシェア、また規制緩和 気温35度以上で台数の上限引き上げ

 国土交通省は2日、地域によって運行できる時間帯や台数を制限しているタクシー会社管理型の「日本版ライドシェア」について、気温が35度以上になる時間は、制限を緩和すると発表した。ライドシェアの運行が認められている全国17区域のうち、東京23区や大阪市など12区域を対象とし、5日以降に始める。

 日本気象協会の1時間ごとの天気予報に基づき、2日前の午前10時時点の予報で35度以上の猛暑が予想される時間が対象。ライドシェアの運行が認められていない時間帯が猛暑の予報になれば、新たに運行を認める。すでに運行を認めている時間帯に猛暑が重なれば、運行台数の上限を引き上げる。

 また、花火大会などのイベントの開催時も運行台数の引き上げを認める。主催者や自治体側が運輸局に要請書を提出し、タクシーやライドシェアの不足が見込まれる時間帯や台数を事前に申告する。その申告に基づく台数だけ追加の運行を認める。この対応はライドシェアの運行が認められている全国17区域を対象に始める。(中村建太)