能登と宮城、野球で交流 高校生、被災体験語る会も

AI要約

石川県奥能登地域の高校野球部員が宮城県石巻市を訪れ、地震と震災を経験した高校選抜チームと交流試合を行った。

宮城チームが12-2で勝利し、試合後は被災体験について語り合う会で親交を深めた。

奥能登チームは試合後、犠牲者を弔うために津波で被災した石巻市立大川小を見学した。

能登と宮城、野球で交流 高校生、被災体験語る会も

 能登半島地震で被災した石川県奥能登地域の高校野球部員の約30人が3日、宮城県石巻市を訪れ、東日本大震災を経験した同県の高校選抜チームと交流試合を行った。両チームは楽しそうにプレーし、試合後は被災体験などを伝え合う会で親交を深めた。

 試合は二回に6点を取って優位に進めた宮城チームが12―2で勝利。奥能登チームは四回に連打で反撃したが、及ばなかった。観客は両者の好守やヒットに惜しみない歓声を送っていた。

 奥能登チームは試合後、東日本大震災の津波で児童、教職員計84人が犠牲になった石巻市立大川小を見学した。

 4日は両チームがそれぞれ、仙台六大学野球連盟の選抜チームと試合をする。