被害額は約1億6000万円 千葉・船橋市の76歳の女性が詐欺被害か

AI要約

千葉県船橋市の76歳の女性が、警察官を名乗る男らに1億6000万円をだまし取られた事件。

女性はうその電話に騙され、口座や投資信託を解約して現金を送金してしまった。

被害が発覚した後、警察が捜査を行い、県は留守番電話などを利用して注意喚起を行っている。

被害額は約1億6000万円 千葉・船橋市の76歳の女性が詐欺被害か

千葉県船橋市の76歳の女性が、警察官を名乗る男らに現金およそ1億6000万円をだまし取られました。

警察によりますと、今年2月、警察官や検察官を名乗る複数の男から、船橋市の76歳の無職の女性に対し、「あなたの通帳に詐欺被害の金が振り込まれている」「このままだと逮捕状が出るかもしれない。口座に入っている金を調べるので、金を送ってほしい」と、うその電話がありました。女性は今年5月までの間に銀行口座から数十回にわたって1日の限度額分の現金を下ろし、合わせておよそ1億6000万円を都内の複数のアパートに郵送したということです。

女性は銀行の預金のほか、年金や投資信託を解約して金を集めていました。

その後、男らのグループの1人が総務省の職員を名乗り、「あなたの携帯から迷惑メールが送信されている」と、うその電話をかけ、女性が総務省に確認したところ詐欺であることが発覚したということです。警察は詐欺事件として捜査しています。

県は、電話に出る前に留守番電話などを利用し相手の声や番号を確認するなどして、詐欺被害にあわないよう注意を呼びかけています。