「特定秘密」違法運用 木原防衛大臣に参院も改善を勧告

AI要約

防衛省・自衛隊で「特定秘密」情報が違法に扱われていた問題で、参議院の情報監視審査会が木原防衛大臣に情報保全体制の改善などを求める勧告文書を提出した。

有村参議院情報監視審査会会長は、情報保全体制の改善が必要であると認め、重要な国益である情報保全について言及した。

木原防衛大臣の責任については、組織の立て直しを最大の職責とし、再発防止に取り組むよう求められた。

防衛省・自衛隊で「特定秘密」情報が違法に扱われていた問題で参議院の情報監視審査会は、木原防衛大臣に対して情報保全体制の改善などを求める勧告文書を取りまとめ参議院議長に提出しました。

有村参議院情報監視審査会会長

「調査の結果、防衛省における情報保全体制等の改善が必要であると認め、防衛大臣に対し国会法に基づく勧告を行い、その結果取られた措置について報告を求めることを議決をいたしました」

参議院情報監視審査会の有村会長は「わが国の情報保全体制に対する信頼を著しく損なう事案が立て続けに生じたことは極めて遺憾だ」と述べ改善を求めました。

また、安全保障環境が著しく変化するなか「情報保全は国民はもとより同盟国・同志国からの信頼を堅持することが重要な国益だ」と指摘しました。

木原防衛大臣の責任については「組織の体制の立て直しをやり遂げることが最大の職責だ」と述べ、再発防止の徹底など先頭に立って取り組むよう求めました。