「誰を候補に立てるか話す段階」小沢氏、立民・泉代表への対抗馬擁立巡り言及 次期衆院選「政権交代の最後の機会」
AI要約
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は、野党共闘の進展不足を受けて、党代表選で新候補を模索する考えを示した。
小沢議員は野党の結束強化や政権交代の必要性を強調し、次期衆院選を政権交代のチャンスと位置づけた。
さらに、参院選においても２人擁立では勝算がないとし、複数擁立の必要性を訴えた。
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は２７日、野党共闘への取り組みが進展していないとして９月の党代表選で泉健太代表に代わる候補の擁立を模索する考えを改めて示した。
横浜市内で開かれた水野素子参院議員（神奈川選挙区）の国政報告会で講演後、記者団に「誰を候補に立てるかという話に入る段階だ」と語った。野田佳彦元首相らとも意見交換を行っており、「政権交代を必ず実現させるという認識で一致している」と述べた。
講演では、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件などに触れ「腐敗した権力構造を変えるには政権交代しかない」と強調。次期衆院選を「政権交代の最大かつ最後のチャンスだ」と訴えた。
その上で、野党が結束して与党候補に対峙（たいじ）する必要性を説き、野党間の協力関係の構築ができていないとして泉代表ら執行部を批判した。
２０２５年夏の参院選神奈川選挙区（改選定数４）にも言及。改選を迎える党の現職が２人いることを念頭に「『２人擁立では勝算がない』という人がいるが、（神奈川選挙区の）過半数を取る姿勢を見せなくてどうする」と語気を強め、複数擁立の必要性を訴えた。
