総裁選管、派閥考慮の人選 11人内定、26日発足-自民

AI要約

自民党は選挙管理委員会の委員に11人を内定し、岸田文雄首相の総裁任期満了に伴う総裁選に向け準備を進めている。

内定者には安倍派、麻生派、茂木派、二階派、無派閥など様々な派閥から選ばれており、議員集団の影響力を考慮した人選となっている。

岸田派の委員は不在だが、岸田派と結び付きが強い谷垣グループから委員が選ばれている。

 自民党は25日、岸田文雄首相の党総裁任期が9月末で満了することに伴う総裁選を巡り、選挙管理委員会の委員に逢沢一郎衆院議員ら11人を内定した。

 選管は26日の総務会への報告を経て発足。多くの派閥が裏金事件に伴い解散を決めたが、なお議員集団として影響力を維持していることを踏まえ、一定程度考慮した人選となった。

 内訳は、安倍派が3人、麻生、茂木、二階各派が1人ずつ。残る5人は無派閥で、このうち3人は他派閥との掛け持ちを認める谷垣グループだ。首相が会長を務めた岸田派の委員は不在だが、源流を同じくする谷垣グループとは結び付きが強い。