小山市長選 開票作業は過去2回よりも伸びる「ていねいに開票作業」

AI要約

小山市長選挙の開票作業時間が大幅に伸びた。

立候補者は前回同様2人で、今回の開票作業時間は前回よりも長くなった。

開票作業に影響を及ぼす小山市議選の当選無効問題についても言及されている。

21日投開票が行われた小山市長選挙では、開票作業の時間がこれまでに比べて大幅に伸びました。

今回を含め過去3回の選挙を比較すると、立候補者の数はすべて2人で、開票作業の時間は2016年はちょうど2時間だったのが、2020年には3時間に伸び、さらに今回はおよそ3時間半に伸びる結果となりました。

投票者の数が前回より少ない状況で、開票作業の時間が伸びたことには理由があります。2023年4月の小山市議会議員選挙で、次点と1票差の最下位で当選した候補が県選挙管理委員会による票の再点検で当選無効となり、この議決の取り消しを求めて現在、最高裁に上告して争われています。

小山市選挙管理委員会は「市議選の当選無効問題を受けて、今回の市長選ではよりていねいに開票作業にあたった。担当職員の数は前回とほぼ同じで、作業の混乱はなかった」と説明したうえで、「時間がかかっていることは課題と認識しているので、今後の選挙で生かしたい」と話しています。

また今回の選挙戦では、午後9時半に発表された2回目の開票結果ですでに、小川亘氏に4票、浅野正富氏に1票の端数が出ました。通常、端数は最後の開票結果で表示されますが、市選挙管理委員会は「点字による投票が先に確定したので発表した。候補者の選挙事務所などからも、早い段階での端数発表について指摘や疑問の声を頂いている」と話しています。