最低賃金 きょうにも決着へ…時給1050円台半ばで調整

AI要約

厚生労働省の審議会が今年度の最低賃金について審議を再開し、決着が迫っている。

労使双方の主張に隔たりがあり、労働者側は引上げを求めている一方、企業側は慎重な姿勢を示す中、時給を1050円台半ばに引き上げる方向で調整が進んでいる。

物価の高騰などの要因から、最低賃金は現在の1004円から大幅な引上げが求められている。

企業が労働者に支払う「最低賃金」の、今年度の目安額について、厚生労働省の審議会は、先ほどから審議を再開しました。

きょうにも決着する見通しです。

「最低賃金」をめぐる審議会は、きのう、およそ8時間にわたって議論が行われましたが、「労使双方の主張に隔たりがある」として、審議は一度打ち切られました。

「最低賃金」は現在、全国平均で時給1004円ですが、物価の高騰が続いていることなどから、労働者側は大幅な引上げを求める一方、企業側は慎重な姿勢を示しています。

審議では、全国平均の目安を過去最大となる50円程度引き上げて、1050円台半ばとする方向で調整が進んでいて、きょうにも決着する見通しです。