「太平洋・島サミット」 晩さん会で能登復興アピールも

AI要約

南太平洋の島しょ国との「太平洋・島サミット」2日目、岸田総理夫妻の晩さん会で能登牛や和菓子が提供され、復興支援もアピール。

岸田総理は気候変動対策や太平洋島しょ国との連携を強調し、再生可能エネルギー技術のアピールに水素燃料電池車を使用。

中国訪問前に11カ国と首脳会談を実施し、ソロモン諸島の首相との会談では福島第一原発処理水の安全性に理解を求めた。

「太平洋・島サミット」 晩さん会で能登復興アピールも

 南太平洋の島しょ国との「太平洋・島サミット」は17日、2日目を迎え、岸田総理夫妻が主催する晩さん会が行われました。石川県の能登牛や和菓子などがふるまわれ、復興への取り組みもアピールしました。

「気候変動など喫緊の課題は待ったなしとなっています。日本と太平洋島しょ国地域との関係をさらなる高みへ上げ、未来に向けてともに歩む決意を新たにしたいと思っています」(岸田総理大臣)

 日本の再生可能エネルギー技術をアピールするため、各国の首脳らが会場となる東京・赤坂の迎賓館などに移動する際には、初めて水素燃料電池を搭載したモデルの車を使用しました。

 これに先立ち岸田総理は、16日と17日でパラオやフィジーなどあわせて11カ国と相次いで首脳会談を行い、気候変動や安全保障面での連携を確認しました。サミットの直前に中国を訪問するなど親中姿勢を示しているソロモン諸島のマヌレ首相との会談では、福島第一原発の処理水の海洋放出の安全性を高めていくことに理解を求め、歓迎の意が示されたということです。(ANNニュース)