斎藤兵庫県知事、辞職求める声に繰り返す「真摯に受け止める」「県政立て直す」

AI要約

斎藤知事は改めて辞職を否定し、続投を意向する姿勢を示しました。一方、自民党県連からは事実上の辞職要求がある状況です。

斎藤知事は県政立て直しと信頼関係再構築を目指す意向を表明しました。難局を乗り越える具体策は難しいとしながらも、日々の仕事に取り組む姿勢を示しました。

元県民局長の亡くなり、内部通報やパワハラ疑惑など問題が浮上していますが、斎藤知事は適切な対応を取ってきたと強調しました。

斎藤兵庫県知事、辞職求める声に繰り返す「真摯に受け止める」「県政立て直す」

一連の告発文書問題をめぐり、斎藤元彦知事は16日の定例記者会見で改めて辞職を否定し、続投する意向を示した。一方、14日には自民党県連大会で、末松信介会長(参院議員)から事実上の辞職を求める声が上がっている。会見の主な内容は次の通り。

(末松会長からの)ご指摘を真摯(しんし)に受け止めたい。より良い県政を目指すことが私の責任。県職員との信頼関係を再構築し、県政を立て直す。(県政を)前に進めることが責任の果たし方と思っている。

-副知事や組合からも(辞職の)要請がある状況で、どのように県政を進めるのか

約3年前、「大きな県政を進めてほしい」というご負託を受けた。現下の状況でも、県政を一つ一つ前に進めていくことが私の責務。

-難局を乗り越える具体策は

何か一つの大きな展開を打開する妙案は難しい。大事なのは、日々の仕事をしっかりとやっていくこと。

-議会事務局に元県民局長側から証人尋問に向けた陳述書と音声データが提出されていた。どういった認識か

詳細を承知していませんので、現時点で回答はできない。詳細が分かり次第、しかるべき場で回答していくことは考えている。

-元県民局長は「死をもって抗議する」と言って亡くなられた。何に抗議したと考えられているか

お悔やみ申し上げる。ご指摘の詳細は私も承知していない。これから百条委などでの対応と考える。

-内部通報への対応は正しかったか

ご指摘はあるかもしれないが、その時々で適切な対応をさせていただいてきた。

-元県民局長の男性が亡くなって1週間余り。原因は改めてどう考える

改めて、心からお悔やみを申し上げたい。長年ご尽力いただいた方で残念。百条委への対応の心理的なご負担があったと推察する。

-ご自身が追い詰めたという認識はないか

百条委を含めたご対応がある中で、精神的なプレッシャーや負担があったということだと思っている。

-県立考古博物館のパワハラ疑惑。机をたたく威嚇行為はないのか