防衛省、不祥事で大量処分報告 自民党が合同会議、省幹部ら出席

AI要約

自民党が防衛省の不祥事に関する報告会を開催。

処分対象は潜水手当の不正受給や不正飲食など、合計218人。

海自ではさらに川崎重工業からの金品受領疑惑も浮上。

 自民党は16日午前、国防部会と安全保障調査会の合同会議を党本部で開いた。防衛省幹部らが出席。特定秘密の不適切運用や、「背広組」中心の内部部局(内局)でのパワハラなど4項目の不祥事に伴う大量処分について報告する。

 処分対象となったのはほかに、海上自衛隊の潜水手当の不正受給と自衛隊施設での不正飲食。

 防衛省は12日、218人(延べ220人)を処分した。うち懲戒処分は海自トップの海上幕僚長ら計117人。事務次官や制服組トップの統合幕僚長ら最高幹部5人を内部規定に基づく訓戒とした。

 今回の処分とは別に、海自では潜水艦の乗員が川崎重工業から金品などを不正に受け取っていた疑惑がある。