パワハラ&おねだり疑惑の兵庫県知事、『生まれ変わる』発言を安田菜津紀さん批判 「亡くなった人たちの命を前によくも」

AI要約

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、斎藤元彦知事のパワハラやおねだり疑惑を批判。

斎藤知事は公益通報者をつるし上げ、亡くなった人たちに対する配慮が欠如。

安田さんは公益通報者保護の重要性を説き、地位を守るよりも改革に注力すべきだと主張。

パワハラ&おねだり疑惑の兵庫県知事、『生まれ変わる』発言を安田菜津紀さん批判 「亡くなった人たちの命を前によくも」

 フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、25日放送のTBS系情報番組「サンデーモーニング」に生出演。「パワハラ・おねだり疑惑」が問題となっている兵庫県の斎藤元彦知事を、「よくもそんな言葉がはけるな」と強烈に批判した。

 斎藤知事を巡っては、度重なる職員へのパワハラや、カニや革ジャンパーなどの贈り物を積極的に「おねだり」している実態が次々と浮上している。

 23日に非公開であった県議会の百条委員会の証人尋問では、県の公益通報制度を利用してパワハラなどを告発した前県局長の男性に対する処分に対し、「公益通報に基づく(告発内容の)調査結果を待たなければならない」との見解が、複数の職員から県幹部側に示されたことが判明。それにもかかわらず、人事当局は結果をまたずに男性を停職3か月の懲戒処分とした。男性は7月に亡くなっている。

 斎藤知事は男性が亡くなった直後の定例会見で「私自身が生まれ変わって職員の皆さんとの信頼関係を再構築していくことが、私の大きな責任」などと、重ねて辞職を否定している。

 安田さんは「(告発に)声を挙げた職員に対して『うそ八百』とか『公務員失格』とかつるし上げるような言動をした知事の言動は極めて重い」と指摘。「以前に『生まれ変わる』という発言もされてましたけど、亡くなった人たちの命を前によくもそんな言葉がはけるな、と思う」と厳しい言葉で非難した。

 「いますべきは地位をしがみつくことではない」と断じた上で、「公益通報者が守られるような制度を構築していくのが不可欠」と県側の対応の重要性も説いた。