博多女性刺殺、懲役20年確定 双方控訴せず、福岡

AI要約

福岡市の博多駅前で2023年1月、女性会社員を刺殺した元交際相手寺内進被告に懲役20年の判決が確定

検察側は懲役30年を求刑したが、計画性を否定されたため20年の判決が下された

進被告は禁止命令を犯し、女性を包丁で多数回突き刺すという殺人を犯した

 福岡市の博多駅前で2023年1月、女性会社員=当時(38)=を刺殺したとして、殺人やストーカー規制法(禁止命令)違反などの罪に問われた元交際相手寺内進被告(32)に、懲役20年を言い渡した6月28日の福岡地裁の裁判員裁判判決が確定したことが16日分かった。双方が期限の12日までに控訴しなかった。

 検察側は懲役30年を求刑。判決は弁護側が無罪を主張した同法違反罪の成立を認定する一方、計画性を認めず、求刑は重過ぎると判断していた。

 判決によると、23年1月16日、禁止命令を受けていたのに女性に付きまとい、午後6時15分ごろ、胸や頭を包丁で多数回突き刺し失血死させた。