蓮舫氏の支援団体、石丸伸二氏を「1年後に忘れ去られる泡まつ候補」と発信し批判殺到 橋下徹さんも「ひでえ集団」 

AI要約

7日投開票の東京都知事選で落選した蓮舫前参院議員を支援した市民連合のSNS発信に批判が殺到している。

同団体は2015年の安保関連法への反対運動をきっかけに誕生し、蓮舫氏への支持を表明していた。

支援者の行動やSNSの発信により論争が巻き起こっており、市民連合は謙虚さを欠いた言動が批判を浴びている。

蓮舫氏の支援団体、石丸伸二氏を「1年後に忘れ去られる泡まつ候補」と発信し批判殺到 橋下徹さんも「ひでえ集団」 

 7日投開票の東京都知事選で落選した蓮舫前参院議員を支援した「市民連合」のSNS発信に批判が殺到している。

 同団体は2015年の安保関連法への反対運動をきっかけに誕生した。11日、団体のインスタグラムに「一生懸命に応援した蓮舫さんが、1年後には忘れ去られているのでなければテレビのコメンテーターになってそうな泡まつ候補に抜かれてしまったのは、深く傷つく経験となりました」とする声明を投稿。名指しはしていないが、蓮舫氏を上回る得票だった石丸伸二氏に対する言及とみられる。それとは対照的に「水に落ちた犬はたたけ、と蓮舫さんバッシングが止まず」と、蓮舫氏をかばった。

 さらに「反省し、学ぶべき教訓は学ぼうと思います」としつつ「変えたいのは政治だけでなく、こんな選挙結果が出てしまう社会でもあった、と改めて思います」と、敗因を社会のせいにするかのような恨み節をつづった。

 この”お気持ち表明”がX(旧ツイッター)で炎上。蓮舫氏へのバッシングを批判し、自分たちも「傷ついた」と訴える一方で、石丸氏を「泡まつ候補」とこき下ろす態度に「ダブスタ」「どの口が言ってんだ」「こういうとこだぞ。蓮舫が負けたのは」「165万票を投じた都民に対する侮辱そのもの」と批判が相次いでいる。

 元大阪府知事の橋下徹さんは自身のXで「民主主義も人権も何も分かっていないほんとひでえ集団だ」と一刀両断。作家の盛田隆二さんはXで「うーん、これはさすがに野党共闘支持者のぼくも感心しない発言。市民連合はもっと謙虚に敗因を分析すべき。無党派層は都知事に何を望むのか。これじゃ蓮舫さんの足を引っ張るだけだよ」と苦言。ジャーナリストの佐藤章さんも「市民連合はもっとクールに分析した方がいい。蓮舫は『泡沫』に抜かれたわけではない。既成政党には捉われないZ世代が動きつつある」と指摘した。

 都知事選での蓮舫氏の支援をめぐっては、支援者が自主的に貼ったとされる「R」シールも問題に。蓮舫氏側はシールに関与していないと主張し、事務所が「原状回復」を呼びかけるなど、物議を醸している。