過信は禁物!夏の冷蔵庫 食中毒の要注意ポイント3選+1 やってしまいがちな行動も…

AI要約

食中毒予防のために冷蔵庫の注意点が3つある。大きな容器の食材は小分けに保存し、ポケットに卵を置かず、食材をぎゅうぎゅうに詰め込まない。適切な収納方法が重要。

冷蔵庫の中に入れる際は注意が必要。温度変化や結露により菌が繁殖するリスクがある。ドアポケットや詰め込み過ぎに注意が必要。

食材を適切に保管することが食中毒予防につながる。調味料の液だれも対策が必要。

過信は禁物!夏の冷蔵庫 食中毒の要注意ポイント3選+1 やってしまいがちな行動も…

 連日の暑さとジメジメした雨の影響で食中毒への警戒も高まっています。

 食中毒を防ぐために必要な「冷蔵庫」にも危険が潜んでいるということです。どういうことなのでしょうか?

 今回、食中毒菌などの微生物に詳しい宮城大学・金内誠教授に聞くと、「冷蔵庫を過信しないことが大切だ」とはっきりと話していました。

 こちらの冷蔵庫を開けると、この中に金内教授が指摘する“食中毒につながりかねない”とするポイントが3つあります。

(1)鍋をそのまま冷蔵庫に入れる

 鍋など容量の大きいものは、冷蔵庫に入れても冷えにくく、菌が増殖する恐れがあります。それだけではなく、温かいまま入れてしまうと冷蔵庫の中の温度も上がってしまい、他かの食材にも影響を及ぼしかねないとのことです。手間はかかりますが、容器に移すなど小分けにして保存してほしいということでした。

(2)ドアポケットに卵

 冷蔵庫のドアを開閉することで温度変化を受けやすいのがドアポケットです。があり、温度変化により、殻に結露してしまい、この結露から殻に菌が増殖してしまう恐れがあります。さらに、開閉の振動によって殻が割れてしまうと、卵の中に菌が入り込む恐れもあります。そのため、なるべくドアポケットを避けてほしいとのことでした。また、パックのまま置くと振動や結露を防げるということです。

(3)食材の“ぎゅうぎゅう詰め”

 ぎゅうぎゅうに食材が詰め込まれていると、探す時間が増えるために冷蔵庫を開けている時間が長くなり、温度が上がってしまいます。また、冷風もうまく循環しません。金内教授は「7割収納」がオススメだと話していました。

 その他にも、調味料の“液だれ”は放置せず、拭き取るなどの対策も必要ということでした。冷蔵庫を賢く使って、食中毒を防いでいきましょう。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年7月12日放送)