「ナス科の野菜の食べ過ぎ」は絶対ダメ…人体にアレルギー症状を起こす可能性がある"身近な野菜の種類"

AI要約

野菜研究家の梅田みどりさんによれば、ナス科の野菜にはソラニンという有毒なアルカロイドが含まれており、特に緑色になったじゃがいもは食中毒のリスクがある。

免疫力の低下や活性酸素の過剰増加は、様々な健康リスクを引き起こす可能性がある。バランスの取れた食事や運動、睡眠は重要だ。

食事では抗酸化力の高い栄養素を摂取し、活性酸素を過剰に増やさないように注意することが健康維持に必要だ。

野菜を摂取するときに気をつけるべきことは何か。野菜研究家の梅田みどりさんは「ナス科の野菜には、食中毒に似たアレルギー反応を示すアルカロイドという物質がある。その1つがソラニンで、人体に有毒となる可能性があり、皮が緑色になったじゃがいもを食べたことによる食中毒は毎年夏に多く起こっている」という――。

 ※本稿は、梅田みどり『野菜ビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

■抗酸化力の高い栄養素を摂り、活性酸素を増やしすぎない

 「免疫力が高い」「免疫力が下がった」など、日常的に「免疫力」の言葉を目にする機会が増えました。

 そもそも免疫力とは細胞の防御システムのことで、細菌やウイルスなどが侵入しないように対抗する働きがあります。体内の免疫の能力が下がると、疲れが取れなかったり、肌が荒れたり、老化が進んだりしてしまいます。

 さらに、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなり、食中毒やがんを発症するリスクも高まります。

 また、最近の研究では、様々な不調や病気の原因の1つに、活性酸素が関係していると指摘されています。

 通常、私たちの体には高い酸化力を持つ活性酸素があり、体内に侵入した異物を攻撃しながら健康を守ってくれています。しかし、精神的なストレスや紫外線、飲酒や喫煙習慣、食習慣の乱れ、環境汚染などの生活要因によって、現代人は活性酸素が必要以上に増えやすい環境に置かれています。

 増えすぎた活性酸素は、自分の遺伝子やタンパク質を攻撃し、体内に炎症を起こしやすくしたり、免疫機能を低下させてしまったりするのです。

 日頃から活性酸素を必要以上に増やさないのが健康維持にとって大事ですが、それにはバランスの取れた食事、適度な運動習慣、十分な睡眠が大切です。特に食事では、日常的に抗酸化力の高い栄養素を摂り、活性酸素を増やしすぎないようにすることが必要です。