石丸前市長の発言巡る名誉毀損訴訟 賠償命じられた市は上告せず

AI要約

広島県安芸高田市の石丸伸二前市長が山根温子市議からの名誉毀損で損害賠償を求められた訴訟で、広島高裁が市に33万円の支払いを命じた一審判決を支持した。

裁判で山根市議からの「恫喝」発言は認められないと判断され、市は最高裁への上告を見送った。

石丸氏はすでに市側として最高裁に上告受理の申し立てをしている。

石丸前市長の発言巡る名誉毀損訴訟 賠償命じられた市は上告せず

 広島県安芸高田市の石丸伸二前市長の発言などで名誉を傷つけられたなどとして、山根温子市議が石丸氏と市に損害賠償を求めた訴訟で、市に33万円の支払いを命じた一審判決を支持した広島高裁判決について、市は11日、最高裁に上告しないと発表した。

 市によると、石丸氏が主張した山根市議からの「恫喝(どうかつ)」発言は認められないと判断した広島高裁判決の内容などから、「上告する理由に乏しいと判断した」としている。

 この訴訟では、すでに石丸氏が市側の補助参加人として最高裁に上告受理の申し立てをしている。(柳川迅)