デジタル分野「勉強必要」 竹内検事正が就任会見 東京地検

AI要約

竹内寛志氏は東京地検検事正に就任し、デジタル分野における犯罪に対する取り組みを強化する意向を示した。

竹内氏は職員に真相究明を徹底するよう求め、人質司法に関して誤解がある可能性を指摘した。

 東京地検検事正に9日付で就任した竹内寛志氏(59)が10日、東京・霞が関で記者会見し、デジタル分野における犯罪への対処について「犯罪者は技術的にどんどん先に行くので、負けないよう勉強していく必要がある」との認識を示した。

 

 竹内氏はこれまで水戸、甲府両地検の検事正や東京地検特捜部副部長を歴任。職員に求めることを問われると、「徹底して真相にこだわってほしい」と述べた。

 無罪を主張したり黙秘したりすると身柄拘束が長引く「人質司法」については、「否認や黙秘をしているからではなく、証拠隠滅や逃走の恐れがあることで保釈が認められないこともある。誤解があるのではないか」と話した。