殺人容疑で再逮捕の2人を処分保留 栃木・那須夫婦焼損遺体事件 地検、任意捜査へ

AI要約

栃木県那須町伊王野の河川敷で夫婦の焼損遺体が見つかった事件に関する捜査の最新情報が明らかになった。

東京地検は殺人容疑で再逮捕された2人の容疑者を処分保留とし、任意での捜査を続けている。

調査チームは殺人の疑いのある7人を逮捕し、主導役とされる男はトラブルがきっかけで被害者夫婦を殺害した可能性が浮上している。

殺人容疑で再逮捕の2人を処分保留 栃木・那須夫婦焼損遺体事件 地検、任意捜査へ

 栃木県那須町伊王野の河川敷で4月中旬に夫婦の焼損遺体が見つかった事件で、東京地検は8日までに、殺人容疑で再逮捕された主導役とされる東京都世田谷区、会社役員の男(32)と、千葉県船橋市、会社役員の男(36)の両容疑者を処分保留とした。決定は5日付。東京地検は任意で捜査を続ける。

 両容疑者は他の容疑者と共謀し4月15日深夜から翌16日未明の間、同品川区東五反田4丁目の空き家で、同千代田区、会社役員男性=当時(55)=と妻の会社役員女性=同(56)=を殺害した疑いを持たれている。

 栃木県警と警視庁の合同捜査本部は5月、死体損壊の疑いで両容疑者を逮捕し、東京地検は同罪と死体遺棄罪で起訴。捜査本部は6月14日、殺人の疑いで両被告を再逮捕していた。

 捜査本部はこれまでに殺人容疑で2人の他、被害者夫婦の長女で主導役の男と内縁関係にあった同世田谷区、会社役員の女(31)ら男女計7人を逮捕。東京地検は殺人容疑について、女を除く6人を処分保留としている。主導役の男は飲食店経営を巡り、被害者夫婦とトラブルがあったとみられている。