元陸自隊員3人と和解 五ノ井さん性被害 横浜地裁

AI要約

陸上自衛隊での性被害を告発した元自衛官の五ノ井里奈さんが、国と元隊員5人に750万円の損害賠償を求めた訴訟で、一部和解が成立した。

和解内容には福島地裁で禁固刑が確定した元隊員から謝罪と和解金の支払いが盛り込まれている。

五ノ井さんは「ひとまず区切りがついた。日常の幸せを生きていきたい」と話した。

 陸上自衛隊での性被害を告発した元自衛官の五ノ井里奈さん(24)が、国と元隊員5人=懲戒免職=に計750万円の損害賠償を求めた訴訟は9日、横浜地裁で一部和解が成立した。

 五ノ井さんへの取材で分かった。和解内容には、昨年12月に福島地裁で強制わいせつ罪で有罪が確定した元隊員3人が謝罪し、和解金を支払うことなどが盛り込まれたという。

 五ノ井さんによると、他の元隊員1人は昨年12月、謝罪と和解金の支払い義務を認める内容で和解が成立したという。残る元隊員1人と国との訴訟は継続している。

 取材に対し五ノ井さんは「ひとまず区切りがついた。日常の幸せを生きていきたい」と話した。