「この3年間、長かった」元自衛官・五ノ井里奈さん元隊員3人と和解が成立 元隊員1人と国とは裁判継続

AI要約

元自衛官の五ノ井里奈さんが男性隊員から性的な暴行を受けた事件で、3人と和解したことが明らかになった。

五ノ井里奈さんは5人と国に損害賠償を求める裁判を起こしており、今年2月から和解交渉が進められていた。

和解条件として謝罪と金銭支払いが含まれ、これで区切りがついたが、まだ1人と国との裁判が続いている。

自衛隊で男性隊員から性的な暴行を受けたとして、元自衛官の五ノ井里奈さんが元隊員5人と国に損害賠償を求めた裁判で、五ノ井さんがきょう(9日)、このうち3人と和解したことが分かりました。

元自衛官の五ノ井里奈さんは2020年から2021年にかけ、陸上自衛隊郡山駐屯地などで、当時隊員だった男性5人から体を触られたり、押し倒されたりする性的な暴行を受けたとして、5人と国を相手取り750万円の損害賠償を求め提訴していました。

五ノ井さんの弁護士によりますと、今年2月、元隊員5人のうち3人から弁護士を通じ「和解をしたい」と申し出があり、五ノ井さんへの謝罪と一定の金銭の支払いを条件に、きょう(9日)付けで和解が成立したということです。

別の元隊員1人とは去年10月に和解していて、五ノ井さんは「この3年間、長かった」「いったん区切りではあるが、もう1人と国との裁判は続いている」とコメントしています。