能登半島地震から半年 被災地では黙とう 国が「応援割」7割補助へ

AI要約

能登半島地震から半年が経過し、被災地では地震発生時刻に黙とうが捧げられた。

地震で火災被害が大きかった輪島朝市周辺では、組合員らが手を合わせた。

岸田総理は被災地を視察し、観光支援策の実施を表明している。

能登半島地震から半年 被災地では黙とう 国が「応援割」7割補助へ

元日の能登半島地震から半年となったきのう、被災地では地震発生時刻に合わせて黙とうがささげられました。

地震で大規模な火災が発生した輪島朝市周辺では、地震発生時刻の午後4時10分、朝市の組合員らが手を合わせました。

輪島市朝市組合 冨永長毅 組合長

「きれいになっている所を見れば、どんどん進んでいると思う。ただ、大きな建物が残っている風景を見ると、まだまだ時間がかかってしまうのかな」

能登半島地震による犠牲者は299人に上る見通しで、今後も災害関連死により増加が懸念されます。

公費による解体・撤去が必要とされる建物およそ2万2000棟に対し、作業が完了したのはわずか4%に留まっています。

珠洲市民

「何も変わらない。やっと解体が始まった。自分の家も全壊だが、途方に暮れる」

一方、岸田総理は七尾市の和倉温泉などを訪れ、被害の大きかった旅館や護岸を視察しました。

観光支援策の「応援割」については、国が7割を補助する方針を示し、能登の観光産業を後押しする考えです。