万博会場にヒアリ550匹 環境省

AI要約

環境省は大阪市の人工島「夢洲」で強い毒性を持つ特定外来生物の「ヒアリ」約550匹を発見。

ヒアリは国内での確認は今年度6例目で、いずれも繁殖能力のない働きアリだった。

同省は駆除に取り組んでおり、殺虫餌を設置するなどの対応を行っている。

 環境省は28日、大阪・関西万博の会場予定地である大阪市の人工島「夢洲」で、強い毒性を持つ要緊急対処特定外来生物の「ヒアリ」約550匹を発見したと発表した。

 国内でのヒアリの確認は今年度6例目で、いずれも繁殖能力のない働きアリだった。

 同省によると、月に一度の港湾調査で、コンテナを一時保管する施設から約50匹を発見。その後の追加調査でさらに約500匹を確認した。同省は殺虫餌を設置するなどして駆除に当たっている。ヒアリは攻撃性が高く、刺されると強い痛みが生じ、最悪の場合死に至るケースもある。