一の坂川のゲンジボタルに理解深める 大殿小で総合学習「大殿じまんを見つけよう」【山口】

AI要約

大殿小で行われた総合学習では、一の坂川のゲンジボタルについて理解を深める機会が提供された。

大殿ホタルを守る会の事務局長が講師を務め、ホタルの人工飼育や保護活動について紹介された。

児童たちはホタルの産卵から成虫までの過程を学び、感動を共有した。

一の坂川のゲンジボタルに理解深める 大殿小で総合学習「大殿じまんを見つけよう」【山口】

 大殿小(右田俊博校長、564人)で27日、地域の誇れることや物を発見する総合学習「大殿じまんを見つけよう」があり、3年生91人が一の坂川のゲンジボタルについて理解を深めた。

 大殿ホタルを守る会(福永俊明会長)の事務局長、岡田勝栄さん(79)が講師を務めた。活動に携わって17年目。山口ふるさと伝承総合センターにおけるホタルの人工飼育や一の坂川でのホタルの発生数の調査に努めている。

 一の坂川は「山口ゲンジボタル発生地」として、1935年12月24日に国の天然記念物に指定され、ホタルに関する同指定では最古の歴史を持つことを紹介。この記録には大殿小が大きく貢献しており、児童が幼虫の餌となるカワニナの採集や育てた幼虫の放流などに協力してきた。「大殿小はホタル保護の主力。放流は今年で38年目。親子でリレーしてホタルを守ってきた」と伝えた。

 写真と動画を交えてホタルの産卵から成虫までの過程を解説。卵と幼虫、さなぎも光ることを写真で示すと児童たちは驚いていた。

 佐竹幸志郎君は「いろんな姿でホタルが光ることがよく分かった」と話した。