札幌で山菜採りの50代男性、ダニ媒介脳炎に感染…国内6例目

AI要約

札幌市保健所は、50歳代男性がマダニにかまれて発症したダニ媒介脳炎に感染したことを発表。

男性は山菜採り中にダニに脚をかまれ、その後意識障害が出て入院中。

国内6例目の感染確認で、衛生研究所は市民に防護対策を呼びかけている。

 札幌市保健所は26日、市内の50歳代男性が、マダニにかまれて発症する「ダニ媒介脳炎」に感染したと発表した。2018年5月以来、6年ぶりの感染確認で、国内6例目(いずれも北海道内)。男性は意識障害があり、入院中だという。

 発表によると、男性は5月中旬、山菜採りに出かけた道央エリアでダニに脚をかまれた。同月23日に発熱や脚のしびれなどの症状が出たことから医療機関を受診。道立衛生研究所の検査で陽性と判明した。

 道内では1993年以降、男女6人がダニ媒介脳炎になり、このうち2人が死亡している。市保健所は、森林や草地に行く時は長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を少なくするよう呼びかけている。