札幌の50代男性がダニ媒介脳炎 国内6例目、山林でかまれ発症

AI要約

札幌市保健所は、山林でウイルスを持ったダニにかまれた男性が「ダニ媒介脳炎」を発症し、国内で6例目となることを発表。

男性は山菜採り中にダニにかまれ、その後熱や手足のしびれが現れ、入院しているという。

マダニは春から秋にかけて活動が活発化するため、注意が必要とされている。

 札幌市保健所は26日、市内の50代男性が山林でウイルスを持ったダニにかまれ「ダニ媒介脳炎」を発症したと発表した。国内で発症が確認されたのは6例目で、2018年以来という。いずれも北海道内で報告されており、16、17年には計2人が死亡した。

 保健所によると、男性は5月中旬、道内で山菜採りをしていてマダニとみられるダニに脚をかまれた。5月下旬、熱や手足のしびれが現れて医療機関を受診し、検査の結果、今月24日に陽性と判明した。意識障害や髄膜炎なども発症し、現在も入院している。

 マダニは森林や草地に生息し、春から秋にかけて活動が活発化するという。