熱中症救急搬送1,484⼈、前週から4割減 - 6月17-23日の速報値、消防庁公表

AI要約

熱中症の救急搬送状況の速報値が公表された。前週比で搬送者数は減少し、6割が65歳以上の高齢者。病程度別に外来診療のみが7割を占めた。

都道府県別では沖縄が最も搬送者数が多く、発生場所は住居や道路などで目立った。死亡者は1人、重症者は35人だった。

救急搬送者数の減少傾向と高齢者の比率の多さが特徴的。適切な対策と予防が重要である。

 総務省消防庁は25日、熱中症の1週間の救急搬送状況(17-23⽇)の速報値を公表した。救急搬送者数は前週の4割減となる1,484⼈。65歳以上の⾼齢者は891⼈で全体の6割を占めた。【渕本稔】

 初診時の傷病程度別では、7割弱が外来診療のみの軽症(1,004⼈)。短期間の⼊院が必要な中等症は428⼈、3週間以上の⼊院が必要な重症が35⼈、死亡が1人、その他が16人だった。

 都道府県別の搬送者数は、沖縄が101⼈で最も多かった。次いで、東京(92⼈)、埼玉(90⼈)、大阪(84人)、愛知(78⼈)などが続いた。

 熱中症の発⽣場所に関しては、住居(590⼈)や道路(263⼈)などが目立った。