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富士山…大荒れ「山開き」スーツケースの外国人登山者 “登山規制”でUターンの人も
富士山の山開きが史上初めての登山規制となり、荒れた天気の中、外国人登山者が登山を試みる姿が見られた。
登山口付近での通行止めが解除されると、登山者たちはようやく富士登山を始めるが、強風や雨に見舞われる中、軽装の外国人登山者が登山を続行する姿が目立った。
係員からの警告もある中、外国人登山者の中には十分な装備を持たずに登山をしている者もおり、注意が必要である。
![富士山…大荒れ「山開き」スーツケースの外国人登山者 “登山規制”でUターンの人も](/img/article/20240702/6683b1b5d38d8.jpg)
1日に山開きを迎えた富士山。史上初めて登山規制が始まりました。荒れた天気にもかかわらず、タンクトップ姿やスーツケースを持って登山する外国人が見られました。
1日午前3時に山開きを迎えた富士山。しかし、5合目につながる「富士スバルライン」は台風並みの強い風に見舞われ、通行止めになっていました。多くの登山者が足止めされました。
その中には、アメリカから来た親子もいました。
アメリカからの登山者 父
「あしたかあさって、サンディエゴに帰るんだ。だから、その前に富士山に登りたい」
富士山に登るチャンスは、きょうしかないといいます。
アメリカからの登山者 息子
「ずっと登りたくて、3年前に登る予定だったけど、コロナの影響でダメだったから」
父
「我慢強く待って、富士山へのゲートが開くことを祈ってるよ」
台湾からの登山者
「富士山が開くのをただ待つだけ。きょうが富士山の山開きでしょ?早く起きたよ、午前1時」
午前6時すぎ、富士スバルラインはいまだ通行止めのため、行列になっています。時間を持て余したのでしょうか、ヨガのような体操をしている人たちもいます。
係員
「開けていいよ」
父
「ベリーハッピー。エキサイティング。6時間は長かった」
通行止めが解除され、登山者はようやく「富士登山」へ。
登山口のある5合目では、傘が飛ばされるほどの強い雨風に…。しかし、外国人の軽装登山者が続出。3人組の外国人は全員半袖です。
外国人登山者
「服はバッグに入っているよ」
指導員
「レインウェアもある?」
外国人登山者
「ああ」
指導員
「これはクライミングシューズじゃないけど大丈夫?」
外国人登山者
「大丈夫だよ」
山頂に行くと気温がマイナスとなり、危険だということを係員が伝えます。ショートパンツの女性は…。
指導員
「とっても寒くなるから」
フランスからの登山者
「服はたくさん持ってきている」
指導員
「寒いと感じる前に防寒着を着て」
フランスからの登山者
「もちろん」
登山道でも、中には半袖・半ズボンでスーツケースを引きながら登山する外国人もいました。
外国人登山者
「着替えの服が入っているんだ。替えの靴、それに服もね。全然重くない、軽い」