岸田内閣支持率17%、30%割れは12カ月連続 毎日新聞世論調査

AI要約

岸田内閣の支持率が17%で、前回調査より3ポイント減少し、不支持率は77%に上昇。政治資金問題の影響で支持率低下が続いている。

岸田文雄首相は政治の信頼回復に努めているが、厳しい政権運営が続いている状況。

調査方法は携帯と固定電話を組み合わせ、有効回答数は携帯534件、固定523件。

岸田内閣支持率17%、30%割れは12カ月連続 毎日新聞世論調査

 毎日新聞は22、23の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は、5月18、19日実施の前回調査(20%)より3ポイント減の17%で、3カ月ぶりに20%を切った。昨年7月(28%)以降、12カ月連続で30%未満が続いている。

 不支持率は前回調査(74%)から3ポイント増の77%だった。不支持率が70%を超えるのは8カ月連続。

 昨年11月以降、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が深刻化。衆参両院で政治倫理審査会が開かれ、派閥幹部らが弁明するなどしたが、問題の実態解明は進んでいない。今年2月には支持率が14%にまで下落した。岸田文雄首相(自民党総裁)は、改正政治資金規正法を成立させるなど政治の信頼回復に努めているが、厳しい政権運営が続いている。

 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯534件、固定523件の有効回答を得た。【野原大輔】