“ポスト岸田”めぐるキーパーソン2人が挨拶「野党に政権を渡してはならない」

AI要約

菅前総理大臣が千葉県連大会で政権交代への強い危機感を表明し、インバウンド政策や農林水産品の輸出拡大などの実績を訴えました。

菅氏は岸田政権や自民党への批判が強まる中、「野党に政権を渡してはならない」と強調し、党の支持を呼び掛けました。

茂木幹事長も新しい自民党の強い決意を示し、経済再生に向けた生産性向上や所得増加を重視する姿勢を示しました。

自民党の菅前総理大臣は、千葉県連大会であいさつし、「野党に政権を渡してはならない」と述べ、政権交代への強い危機感をにじませました。

菅前総理

「国際的にも国内的にも極めて大事な時に、政権を渡すようなことは絶対してはならないと思います」

 菅氏は、インバウンド政策や農林水産品の輸出拡大など、これまでの実績を訴えました。

 そのうえで、派閥の裏金事件を巡る対応で岸田政権や自民党への批判が強まっていることを念頭に「野党に政権を渡すようなことがあってはならない」と述べ、支持を呼び掛けました。

 また、「二度とこうしたことがないように、もう一度、足下を見直して私ども自民党は頑張らせていただく」と強調しました。

 「ポスト岸田」を巡り、非主流派のキーパーソンである菅氏の動向に注目が集まるなか、この人も。

自民党 茂木幹事長

「全く新しい自民党に変わっていく、こういう強い決意を持って、これからの取り組みを継続していきたい」

 「ポスト岸田」の一人として注目される茂木幹事長は、北海道旭川市で開かれた定期大会であいさつしました。

 裏金事件を陳謝したうえで、今後の日本経済の本格的な再生には「生産性の向上、一人一人の所得向上が何よりも大切だ」などと政策論を展開しました。