岸田首相がイタリアでのG7サミット出席に向け出発 ゼレンスキー大統領との会談も調整

AI要約

岸田文雄首相はG7サミットのために出発し、国際社会の諸課題に対する結束を固め、議論をリードしたいと述べた。

首相は自由で開かれた国際秩序の維持強化を強調し、グローバルサウスとの連携も重視する意向を示した。

さらに、首相はウクライナのゼレンスキー大統領との会談を調整中であり、ウクライナの取り組みを支持する姿勢を示す機会としたいと述べた。

岸田首相がイタリアでのG7サミット出席に向け出発 ゼレンスキー大統領との会談も調整

岸田文雄首相は12日、イタリア南部プーリア州で13~15日に開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。ウクライナに対する「揺るぎない支援」でG7の結束を確認し、中国などインド太平洋の諸課題で議論をリードしたい考えだ。15日にはスイスに移動し、ウクライナ和平案に関する「世界平和サミット」にも出席する。

首相は出発前、官邸で記者団に対し「G7として国際社会が直面する諸課題に向け、議論をリードしていく姿勢を示す機会にしたい」と語った。

昨年のG7広島サミットの成果を踏まえ、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化、グローバルサウスをはじめとするG7を超えたパートナーとの連携も重視しながら議論に取り組みたい」と強調した。

首相はサミットに出席予定のウクライナのゼレンスキー大統領との会談を調整中だと明らかにしたした上で「公正かつ永続的な平和の実現に向けたウクライナの取り組みを国際社会として支持する姿勢を示す機会としたい」と述べた。