【棋聖戦】先手の山崎隆之八段は24年度7戦負けなし、公式戦は8回優勝 藤井聡太棋聖と対局

AI要約

藤井聡太棋聖が山崎隆之八段との棋聖戦初戦を迎える。

山崎は16人決勝トーナメント進出、藤井はタイトル挑戦権獲得。

15年ぶりの挑戦で持ち時間は各4時間、夜に決着が付く見込み。

 藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・=21)が山崎隆之八段(43)の挑戦を初めて受ける、将棋のヒューリック杯第95期棋聖戦5番勝負第1局が6日午前9時から、千葉県木更津市「龍宮城スパホテル三日月」で始まった。

 先手後手を決める振り駒はと金が3枚出て、山崎が先手、藤井が後手となった。

 山崎は今期2次予選からのスタート。北浜健介八段、糸谷哲郎八段、松尾歩八段を下して、16人による決勝トーナメントへと進出してきた。こちらは森内俊之九段、渡辺明九段、永瀬拓矢九段、佐藤天彦九段と、タイトル獲得経験者をなぎ倒し、2009年(平21)王座戦以来のタイトル挑戦権を獲得した。本年度は現在7戦負けなしと絶好調だ。

 15年ぶりという間隔は、日本将棋連盟によると87年棋聖戦で18年ぶりに登場した西村一義九段に次いで、2番目に長いブランクという。公式棋戦ではNHK杯、JT杯など8回の優勝経験がある。

 持ち時間は各4時間。正午から午後1時には昼食休憩が入る。午前10時と午後3時にはおやつが出される。決着は6日夜の見込み。