平年では梅雨入りのはずが…前線いつ北上? 週末は再び雷雨の恐れ

AI要約

芒種が穀物の種まきの時期であることを示す二十四節気である。

梅雨入りの時期や梅雨前線の動向が遅れていることが示唆されている。

急激な天候の変化に注意しながら日差しを活用する必要がある。

平年では梅雨入りのはずが…前線いつ北上? 週末は再び雷雨の恐れ

きょう6月5日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。

芒種は穀物の種をまくころという意味で、芒(のぎ)とはイネ科の植物特有の実の外殻にある突起のことです。現在、実際の種まきはもっと早くに行われ芒種は梅雨入りと重なる時季となっています。

梅雨入りの平年は

関東甲信     6月7日ごろ

中国、近畿、東海 6月6日ごろ

四国       6月5日ごろ

九州北部     6月4日ごろ

九州南部     5月30日ごろ

となっていて、関東から九州は今週までに梅雨入りとなってもおかしくありません。

ただ、現時点で梅雨前線は沖縄よりさらに南に位置していて、梅雨入りしている沖縄でも晴れている状況です。

きょう5日(水)は低気圧に近い北海道でぐずついた天気になりますが、これまで関東や東北に雷雨をもたらした寒気は過ぎ去りカラッと安定して晴れる所が多くなります。

梅雨入りのカギを握る前線の動向をみると、今週8日(土)ごろまでは沖縄の南に位置したままで大きな動きはありません。ただ、9日(日)以降梅雨前線は九州や本州の南にのびてきます。そして10日(月)以降は関東でも雨やくもりの日が続く傾向があり、平年より遅れて来週いよいよ梅雨入りラッシュとなる可能性が出てきました。

そうなると今週の日差しを有効活用したいところであります。

しかし、週末にかけても安定晴天とはいかずまた雷雨となる恐れも出てきました。

今週前半は強い寒気の影響で関東や東北で雷雨が相次ぎました。ようやく安定した晴天が戻ってきたのもつかの間、再び寒気が流れ込む見込みです。

次の寒気は西回りでやってきます。あす6日(木)は九州や四国で、あさって7日(金)は東海から東北の内陸部や山沿いで雷雨となる可能性があります。

梅雨入り前の日差しを有効に活用しつつも天気の急変にはお気を付けください。