寒冷渦接近で大気非常に不安定 午後は東日本~東北で激しい雷雨に注意 短時間で道路冠水おそれも

AI要約

きょう2日(日)午後は寒冷渦が接近する東海・北陸・関東から東北にかけて大気の状態は非常に不安定となり、激しい雷雨となるおそれがある。雨が降り出すと空気はややヒンヤリと感じられるため、羽織る物があるといいだろう。

6月最初の日曜日のきょう2日(日)は、上空に強い寒気を伴う低気圧・寒冷渦が本州付近に近づいている。午後は寒冷渦が接近する東海・北陸・関東から東北にかけて大気の状態は非常に不安定となり、激しい雷雨となるおそれがある。落雷、竜巻などの激しい突風やひょうなどにも注意が必要だ。

たとえ日差しが届いていても、黒い雲が近づいてきたり、急に冷たい風が吹いてきたら天気が急変するサインとなる。すぐに頑丈な建物内へ移動した方がいいだろう。

寒冷渦接近で大気非常に不安定 午後は東日本~東北で激しい雷雨に注意 短時間で道路冠水おそれも

 きょう2日(日)午後は寒冷渦が接近する東海・北陸・関東から東北にかけて大気の状態は非常に不安定となり、激しい雷雨となるおそれがある。雨が降り出すと空気はややヒンヤリと感じられるため、羽織る物があるといいだろう。なお、週明けあす3日(月)からあさって4日(火)にかけても、東日本から東北では午後を中心に不安定な天気が続く見通しだ。

 6月最初の日曜日のきょう2日(日)は、上空に強い寒気を伴う低気圧・寒冷渦が本州付近に近づいている。午後は寒冷渦が接近する東海・北陸・関東から東北にかけて大気の状態は非常に不安定となり、激しい雷雨となるおそれがある。落雷、竜巻などの激しい突風やひょうなどにも注意が必要だ。

 たとえ日差しが届いていても、黒い雲が近づいてきたり、急に冷たい風が吹いてきたら天気が急変するサインとなる。すぐに頑丈な建物内へ移動した方がいいだろう。また、万が一激しい雷雨に遭遇した際は、短時間で道路が冠水し、低い土地は浸水するおそれがある。地面より低い所は通らず、地下や半地下にいる場合はすぐに2階以上の安全な場所へ避難するよう心掛けたい。

 ひょうが降るおそれもあるため、農作物の管理や、屋外に車を停めている場合は念のため車に毛布や段ボールなどをかけておくと安心だ。

 雨の降る所ではあまり気温が上がらず、最高気温は前日より低い所が多くなりそう。東京都心は24℃、仙台は18℃と20℃に届かず4月下旬並みの予想。雨が降り出すと空気はややヒンヤリと感じられるため、羽織る物があると安心だ。

 そのほか九州・四国や山陽など晴れる時間の長い所では、25℃以上の夏日になる見通し。北海道も日差しに恵まれ、札幌22℃など過ごしやすく感じられそうだ。

 寒冷渦は動きが遅いことが特徴で、週明けあす3日(月)からあさって4日(火)にかけても東海・北陸・関東から東北にかけては午後を中心に不安定な空模様が続く見通し。しばらくは天気の急変に注意が必要だ。

 なお、5日(水)以降は9日(日)にかけておおむね晴れる所が多い見込み。例年だと西日本の各地と東海や関東では梅雨入りするころだが、今年の梅雨入りはもう少し先になりそうだ。最高気温は西日本から東日本では初夏らしく、25℃以上の夏日になる所が多い予想。6月に入り蒸し暑い日が増えるため、これまで以上に熱中症に気を付けて過ごしたい。

(気象予報士・鈴木悠)