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9.7兆円為替介入は前回上回り過去最大 再介入の可能性はあるのか
財務省が直近1カ月で9兆7885億円の為替介入を実施したことを明らかにした。
大型連休中の円買いドル売りの動きがあり、過去最大の月間介入額となった。
介入実績詳細は8月上旬に公表されるため、日ごとの詳細は不明。
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財務省は31日、直近1カ月(4月26日~5月29日)で総額9兆7885億円の為替介入を実施したと公表した。大型連休中の4月29日と5月2日、政府・日本銀行による為替介入とみられる大規模な円買いドル売りの動きがあった。今回の金額にはこの介入が反映されたもようで、前回2022年の規模を上回り、月間の円買いドル売り介入としては過去最大だった。
財務省は毎月末に為替介入の有無を公表し、介入があった場合は、総額を明らかにしている。22年9~10月の介入では、3回にわたって計9.1兆円を投じており、それを上回った。日ごとの介入実績は8月上旬に公表するため、現時点では、どの日に何回介入したかまではわからない。