米4月物価、2.7%上昇 前月と同じ、予想通り

AI要約

米商務省が4月の個人消費支出物価指数を発表。前年同月比2.7%上昇し、市場予想通り。

エネルギーや食品を除いたコア指数は2.8%上昇。FRBはPCE指数を重視し、現行の高金利政策を維持する見通し。

エネルギー価格は3.0%上昇、食品は1.3%上昇。

 【ワシントン共同】米商務省が31日発表した4月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より2.7%上昇した。伸び率は前月と同じで、市場予想とおおむね一致した。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は2.8%上昇だった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は物価の目安としてPCE物価指数を重視している。物価上昇目標の2%を超える水準が続いていることから、現行の高金利政策を当面維持する構えだ。

 エネルギー価格は3.0%、食品は1.3%それぞれ上がった。