インテルに買収打診と報道 米大手、実現は未知数

AI要約

米半導体大手クアルコムが同業のインテルに買収を打診したが、実現の可能性は低い。

クアルコムは通信系の半導体で強みを持ち、一方のインテルはAI向け市場で低迷している。

取引には米当局の反トラスト法審査が必要であり、現時点で確定していない状況だ。

インテルに買収打診と報道 米大手、実現は未知数

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は20日、米半導体大手クアルコムが同業のインテルに買収を打診したと報じた。詳しい関係者の話として伝えた。ただこの関係者は「取引は確実なものとはほど遠い」とも話しているという。

 同紙は、今回の打診が「ここ数日の話だ」と説明。仮にインテルが取引に応じるとしても、米当局による反トラスト法(独占禁止法)の審査は避けられないとしている。

 クアルコムは、携帯電話など通信系の半導体で強みを持つ。一方、インテルは生成人工知能(AI)向けの市場開拓の出遅れが響き、業績が低迷している。