英消費者信頼感、9月は6カ月ぶり低水準 負担増を懸念=GfK

AI要約

市場調査会社GfKが20日発表した9月の英消費者信頼感指数はマイナス20と、6カ月ぶりの低水準となった。スターマー首相が英経済の現状と、来月の予算で増税が必要になる可能性について警告したことで急低下した。

9月としては1976年以来の低水準を記録した。8月はマイナス13と約3年ぶりの高水準で、ロイター調査では9月は横ばいの予想だった。

GfKの消費者インサイトディレクター、ニール・ベラミー氏は「痛みを伴う」予算の必要性と、早期のコスト削減策の発表に関するスターマー氏のメッセージに家計は反応しているようだと述べた。

英消費者信頼感、9月は6カ月ぶり低水準 負担増を懸念=GfK

William Schomberg

[ロンドン 20日 ロイター] - 市場調査会社GfKが20日発表した9月の英消費者信頼感指数はマイナス20と、6カ月ぶりの低水準となった。スターマー首相が英経済の現状と、来月の予算で増税が必要になる可能性について警告したことで急低下した。

9月としては1976年以来の低水準を記録した。8月はマイナス13と約3年ぶりの高水準で、ロイター調査では9月は横ばいの予想だった。

GfKの消費者インサイトディレクター、ニール・ベラミー氏は「痛みを伴う」予算の必要性と、早期のコスト削減策の発表に関するスターマー氏のメッセージに家計は反応しているようだと述べた。

スターマー政権は10月30日に予算案を発表する。

ベラミー氏は「冬の燃料補助金カットや、税金・歳出・社会福祉に関して一段と厳しい決定が下されるとの明確な警告を受けて、消費者は予算案の発表を不安な気持ちで待っている」と述べた。

9月は信頼感の5つの指標が全て低下し、今後1年間の経済見通しに関する指数は12ポイント低下した。

ベラミー氏は「インフレが安定し、政策金利が引き下げられる見通しにもかかわらず、これは新政権にとって明るいニュースではないと指摘した。

GfKの調査は8月30日から9月13日にかけて2003人を対象に行われた。