東京メトロがプライム市場上場決定。10月23日、想定時価総額は6391億円

AI要約

東京メトロが10月23日にプライム市場に上場することが決まった。想定売り出し価格は1100円で、想定時価総額は6391億円に達する大型上場となる。

グローバル・オファリングのコーディネーターは、野村證券、みずほ証券、ゴールドマン・サックス証券の3社で、国内売り出しには三菱UFJモルガン・スタンレー証券も加わる。

東京メトロは運行列車数や利用者数において東京の交通を支える存在であり、インバウンド需要の増加や南北線の延伸計画により今後も利用者が増加する見込みである。

東京メトロがプライム市場上場決定。10月23日、想定時価総額は6391億円

東京メトロ(東京地下鉄)が、10月23日にプライム市場に上場することが決まった。想定売り出し価格は1100円。想定時価総額は6391億円にのぼる大型上場となる。

グローバル・オファリングのコーディネーターは、野村證券、みずほ証券、ゴールドマン・サックス証券の3社。国内売り出しでは、3社に加えて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事になる。

仮条件は10月7日、公開価格は10月15日に決定される見込みだ。

東京メトロは、帝都高速度交通営団(以下「営団」)の財産を引き継ぐことで2004年に設立した民間企業だ。2023年度の実績では、1日の運行列車数は平均で5309本。東京の1日当たり利用者数上位10駅のうち9駅をカバーしており、輸送人員数は1日あたり平均652万人(2023年度)にものぼる、東京の交通を支える存在だ。

近年のインバウンド需要の増加や、東京の安定的な人口増加。加えて、南北線の品川駅への延伸計画などもあり、安定的に利用者は増加していくと見込んでいる。

現在、全株式が政府(53.42%)と東京都(46.58%)に保有されている。今回の上場で、それぞれから半分の株式が売却されることになる。

なお、東京メトロの2024年3月期の決算は、売上高が3892億円。純利益は462億円。