第三国利用した中国企業の関税逃れ、米上院議員が禁止法案

AI要約

米共和党のマルコ・ルビオ上院議員が中国企業の関税逃れを防ぐために、メキシコ、ベトナム、マレーシアなどへの工場建設を禁止する法案を提出。

関税が低い国に中国企業が生産拠点を移し、関税回避や安価な製品の市場氾濫が問題視されている。

バイデン政権や米自動車工業会も関税逃れを目的とした中国企業の活動に懸念を表明し、メキシコからの中国製自動車・部品の輸入阻止を訴えている。

第三国利用した中国企業の関税逃れ、米上院議員が禁止法案

David Shepardson

[ワシントン 19日 ロイター] - 米共和党のマルコ・ルビオ上院議員は19日、中国のメーカーがメキシコ、ベトナム、マレーシアなどへの工場建設を通じて関税を回避することを禁止する法案を提出した。

ルビオ氏は米国の関税が低い国に中国企業が生産拠点を移し「関税を逃れ、米国市場に安価な製品を氾濫させている」と批判した。

下院の委員会は先週、関税逃れの疑いのある中国の自動車部品メーカーについて懸念を表明。ルビオ氏は3月、メキシコなど他国で生産された中国製自動車に追加関税を適用する法案を提出している。

バイデン政権も関税逃れを目的とした工場建設を進める中国企業に懸念を表明。米自動車工業会(AAM)は低コストの中国の自動車・部品のメキシコからの輸入を阻止すべきだとし、米国メーカーの存続を脅かす恐れがあると訴えた。