小糸製、ブラジル・メキシコで生産能力増強 330億円投資

AI要約

小糸製作所は、米州での受注拡大に対応するためにメキシコとブラジルで自動車用照明器の生産能力を増強すると発表した。投資額は合わせて約330億円。

メキシコでは新工場を建設し、生産能力を年300万台から年480万台に拡大する計画で、ブラジルでは既存の工場を拡張し、生産能力は年100万台から年170万台に増加する予定だ。

同社は米国、メキシコ、ブラジルで自動車用照明器の生産・供給体制を構築し、受注が拡大していることから売り上げの成長が期待されているが、業績への影響は軽微とみられている。

[東京 17日 ロイター] - 小糸製作所は17日、米州での受注拡大に対応するため、メキシコとブラジルで自動車用照明器の生産能力を増強すると発表した。投資額は合わせて約330億円。

メキシコでは28年度までに200億円を投資し、新工場を建設する。26年4月に生産を開始する予定で、生産能力は前照灯、標識灯合わせて現在の年300万台から年480万台に拡大する。

ブラジルでは130億円を投じ、既存の工場を拡張。25年8月から生産を開始し、前照灯、標識灯の生産能力は合計で現在の年100万台から年170万台に増加する。

同社は米国、メキシコ、ブラジルで自動車用照明器の生産・供給体制を構築しているが、日系だけでなく米系自動車メーカーからの受注が拡大、ブラジルとメキシコでの売り上げは2023年度比でそれぞれ2026年度と2028年度に約2倍になると見込む。

この件による2025年3月期業績への影響は、軽微だとしている。