米シェブロン、国内でのLNG施設建設には関心薄=幹部

AI要約

米石油大手シェブロンは、米国の液化天然ガス施設への投資に乗り気ではないことを明らかにしました。

シェブロンは、オーストラリアのウッドサイド・エナジーが買収を進めている米国のLNG輸出ターミナル「ドリフトウッドLNG」への出資も否定しました。

シェブロンは、米国内でガスを生産し液化することができるため、中流市場でのガス販売に重点を置いています。

米シェブロン、国内でのLNG施設建設には関心薄=幹部

Curtis Williams

[ヒューストン 19日 ロイター] - 米石油大手シェブロンの幹部は19日、インタビューで、同社は米国の液化天然ガス(LNG)施設建設への投資には乗り気ではないと明らかにした。投資先として最善ではないことに加え、米国産ガスの販売は容易にできると述べた。

幹部はまた、オーストラリアのエネルギー大手ウッドサイド・エナジーが買収を進めている米ルイジアナ州のLNG輸出ターミナル「ドリフトウッドLNG」(年間処理能力2760万トン)への出資の可能性も否定した。

幹部は「われわれは保有や運営は行わない方針だが、米国でガスを生産し液化することができるよう交渉している」と説明した。

米国では中流市場が大規模なため、シェブロン自身が液化しなくてもガスを販売することができる。

シェブロンは現在、米LNG生産会社シェニエール・エナジーや米ベンチャー・グローバルLNGと別々に契約を結んでいる。ただ、ベンチャー・グローバルとの取引に関しては契約を巡り大口顧客とトラブルになっている。