ハリス氏、フラッキングに前向き エネルギー業界幹部が期待

AI要約

ハリス副大統領はフラッキングを禁止しない方針を示し、天然ガス業界のトップから信頼を得ている。

業界幹部らはハリス氏のフラッキング支持を警戒し、エネルギー転換の議論が重要であるとの考えを示した。

一方、フラッキング禁止は米国経済に大きな影響を与えると懸念する意見もある。

ハリス氏、フラッキングに前向き エネルギー業界幹部が期待

Curtis Williams

[ヒューストン 17日] - 天然ガス業界のトップは17日、米大統領選の民主党候補であるハリス副大統領が天然ガスのフラッキング(水圧破砕法)を禁止しない方針を示したことについて、信用できる発言だと述べた。

ハリス氏はカリフォルニア州選出の上院議員として採掘に反対していたが、現在は大統領になったとしても連邦政府でのフラッキングを禁止しない方針を示している。

米国最大の液化天然ガス(LNG)輸出業者の幹部らは17日、ハリス氏はフラッキングに寛容であることに軸足を移さなければならないと述べた。

シェニエール・エナジーのジャック・ファスコ最高経営責任者(CEO)は業界会議で、ハリス氏のフラッキング支持について、そうでないことが証明されない限り信頼しており、エネルギー転換の議論において冷静な判断が勝つことを望んでいると述べた。

豪ウッドサイドのメグ・オニールCEOは「米国でフラッキングを止めれば経済に壊滅的な打撃を与える」と述べ、ハリス氏はフラッキングに反対していた時そのことを理解していなかったかもしれないと述べた。