〔東京株式〕もみ合い=自動車、金融が強い(19日前場中盤)

AI要約

日経平均株価は大幅高でもみ合っており、3万7000円台を回復する一方で利益確定売りによる上値抑えも見られる。

東証の業種別株価指数は全てプラスで推移し、特に輸送用機器の上昇率が高い。自動車株には円高警戒からの買い戻しが入っている。

日本株はFOMC後の円安を受けて大幅高で始まり、為替の影響がサポート要因となっている。

 (10時18分)日経平均株価は大幅高でもみ合っている。3万7000円台を回復し、一時上げ幅は800円を超えたが、利益確定売りなども出て上値を抑えている。東証の業種別株価指数は33業種すべてプラスで推移し、特に輸送用機器の上昇率が大きい。「自動車株には米連邦公開市場委員会(FOMC)後の円高を警戒していた投資家から買い戻しが入っている」(国内証券)という。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見などを受けて米国の利下げペースは予想より緩やかになるとの見方が出て、日米で債券利回りが上昇しており、保険など金融株も上昇率が大きい。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比578円76銭高の3万6958円93銭と大きく値を上げて始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て為替が円安に振れたことが、日本株のサポート要因になっている。