〔東京外為〕ドル、141円台半ば=株の上げ幅縮小で下落(18日正午)

AI要約

18日午前の東京外国為替市場では、ドルの対円相場が日経平均株価の上げ幅縮小を受けて141円台半ばに下落した。

前日の海外市場では、小売売上高や鉱工業生産指数が上振れしたことでドルはじり高し、142円40銭台へ水準を切り上げた。

ドル円は上値を削り、値動きはレンジ内で推移。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果を控えている中、午後も調整主体の値動きが予想される。

 18日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の上げ幅縮小などを背景に売りが優勢となり、1ドル=141円台半ばに下落した。正午現在は、141円46~47銭と前日(午後5時、140円59~59銭)比87銭のドル高・円安。

 前日の海外市場では、米国時間は小売売上高や鉱工業生産指数が市場予想を上回ったことなどからじり高となり、終盤には142円40銭台へ水準を切り上げた。

 東京市場の午前は、米長期金利の上昇一服や日経平均の上げ幅縮小で売りが先行し、141円40銭台へ軟化した。

 ドル円は上値を削る展開。前日の海外市場で大きく上昇したため、東京市場は利益確定や持ち高調整の売りが優勢だった。もっとも、日本時間19日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)結果を控える中、一方向にポジションを作る動きはなく、レンジ内での推移に収まっている。

 午後も、日経平均や米金利の動向を眺めながら、「調整主体の値動きにとどまる」(国内銀行)と見込まれる。

 ユーロは朝方に比べ対円で下落、対ドルは小動き。正午は、1ユーロ=157円42~43銭(前日午後5時、156円55~58銭)、対ドルでは1.1128~1128ドル(同1.1136~1136ドル)。